こんにちは!さとしん(@__satoshin)です。
この記事では、WordPressでサイトを作成した後、記事を書き始める前にやっておきたい初期設定をご紹介します。
一部の設定項目は、後から変更しようとすると、かなりの手間がかかってしまう内容もあります。

僕も最初に作ったサイトでは大変な思いをしました…!笑
WordPressは設定できる項目が多数あるのですが、最低限やっておきたい項目に絞って紹介していきます。
特にパーマリンクの設定は始めにやっておくことをオススメします。
記事を書き始める前にチェックしておきたい5項目
WordPressをインストールしたら、記事を書き始める前に初期設定をしておきましょう。
WordPressは機能が豊富なので設定できる項目も数多くあります。
ですが、最初に全て設定する必要はありません。細かな設定は、サイトを運営しながら徐々に覚えて、必要に応じて調整していけばOKです。
今回は、記事を書き始める前にやっておくべき最低限の初期設定について紹介します。
-
重要度”高”
-
重要度”中”
-
重要度”低”
では、重要度の高い順に書いていきます。
パーマリンク設定【必須!】
まずはパーマリンク設定です。これは必ず記事を書く前に設定しておきましょう。
各ページのURLのことです。
この記事で例えると、”https://webnote-plus.com/default-settings/”の赤文字部分を設定することができる。
このパーマリンクは数字の羅列などよりも、ページの内容に合わせて英数字を設定しておくことが望ましいです。
そうすることで、サイトに訪問してくれたユーザーがURLを見ただけで、ある程度記事の内容が想像できるようになります。

その結果、SEOにも良い効果があるかも…!
パーマリンク設定の変更方法
では、早速パーマリンクの設定を変更していきます。
以下の手順でパーマリンク設定の画面を開きましょう。

パーマリンクの設定画面を開くと以下の画面が表示されます。

そこで「投稿名」を選択して「変更を保存」をクリックしてください。
これでパーマリンクの設定は完了です。

簡単ですね…!変更を保存を忘れずに!
新規ページを作成する時はパーマリンクを個別に設定する!
パーマリンクの初期設定は完了しました。
注意点として、今後、新しいページを作成する際には毎回パーマリンクを忘れずに設定しましょう。
実際のページ作成画面で説明します。以下は管理画面→「投稿」→「新規追加」を選択して開いた画面です。

ページタイトルを入力すると、画像赤枠の部分に自動でパーマリンク(URLスラッグ)が設定されます。
この状態で記事を公開すると、「https://webnote-plus.com/10/」というURLになります。
今回は数字の10でしたが、日本語のURLが自動で入力されることもあります。
ここで日本語のURLスラッグを設定してしまうと、ネット上でリンクを貼る際に日本語が英数字や記号に自動で変換されてしまいます。

文字化けの様なイメージです…!
これだと、最初に書いた「記事の内容が分かるURL」ではなくなってしまうので、新規ページ作成時には毎回確認しましょう。
先ほどの画像赤枠の部分に手入力することでパーマリンクを設定できるので、記事の内容に合った英数字を入力するようにしましょう。
例として「permalink」と入力してみました。こうするとページURLが「https://webnote-plus.com/permalink/」となります。

パーマリンク(URL)を後から変更するのはできるだけやめましょう!
パーマリンクを後から変更する場合は、先ほどの記事投稿画面でURLスラッグを修正することで変更が可能です。
ただし、ページのURLが変わってしまいますので、今までのURLではアクセスできなくなってしまいます。
そうすると、他ページ、他サイトからのリンクが全て機能しなくなるので、サイトのアクセス数に大きな影響が出てしまいます。
ページ数が多くなるほど修正が大変になりますが、もしパーマリンクを変更する場合は、リダイレクトの設定を忘れずにしておきましょう。
リダイレクトはプラグインを使用することである程度簡単に設定が可能です。
一般設定
続いて一般設定の項目について設定していきましょう。
と言っても、当サイトの記事「【30分でできる!】ConoHa WINGで超簡単にWordPressサイトを作る方法」を見てWordPressをインストールされている方は既に設定が完了しているはずです。

設定というより確認というイメージですね…!
以下の手順で一般設定の画面を開きましょう。

一般設定で設定できる項目は以下です。
- サイトタイトル
- キャッチフレーズ
- WordPressアドレス
- サイトアドレス
- 管理者メールアドレス
- メンバーシップ
- 新規ユーザーのデフォルト権限
- サイトの言語
- タイムゾーン
- 日付形式


数は多いですが、簡単です。各項目を見ていきましょう。
サイトタイトルとキャッチフレーズ
まずは、サイトのタイトルとキャッチフレーズです。
タイトルについては、自分のブログやサイトに合う好きな名前を付けてあげましょう。

既に入力されているはずです…!
キャッチコピーは空欄でもOKです。お好みでサイトの内容やコンセプトが伝わる短い文章を入力してみてください。

WordPressアドレスとサイトアドレス、管理者メールアドレス
WordPressアドレスとサイトアドレスに関しても既に入力されていると思います。
特に修正の必要はありませんが、アドレスが「https://」になっていることを確認しておきましょう。
WordPressセットアップの際、SSL化が上手くできていれば反映されているはずです。
管理者メールアドレスもWordPressのインストール時やレンタルサーバーとの契約時に登録したアドレスが既に入力されているはずなので、そのままでOKです。
メンバーシップと新規ユーザーのデフォルト権限グループ
もしWordPressを複数人で管理したり、会員サイトの様にユーザー登録が必要なサイトを作りたい場合はここを設定します。
通常の個人ブログなどの場合は、メンバーシップの欄はチェックを外しておきましょう。
新規ユーザーの権限もデフォルトの購読者でOKです。
言語や日付関係の設定
一般設定の残りの部分も特に設定不要です。
日本のサイトであれば言語は日本語に設定し、タイムゾーンは東京に設定しておきましょう。
日付や時刻の表示形式、週の始まりも初期状態のままでOKと思いますが、お好みで設定してください。
WordPressをインストールする環境によっては、管理画面などが英語表記になっていることがあります。
その場合は、一般設定(General)の言語(Site Language)から「日本語」を選択すればOKです。
表示設定
表示設定はWordPressインストール直後であれば、基本的に初期状態のままでOKです。
内容だけ説明していきます。
以下の手順で表示設定の画面を開きましょう。

表示設定で設定できる項目は以下です。
- フロントページの表示
- 1ページに表示する最大投稿数
- RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数
- RSS/Atomフィードでの各投稿の表示
- 検索エンジンでの表示

順番が前後しますが、よく使う順に説明します。
ホームページの表示
「ホームページの表示」については、ぜひ設定できる内容を覚えておいてください。
ホームページはサイトのトップページのことで、サイトURLを入力すると表示されるページです。
そのトップページで表示する内容を変更することができます。
最新の投稿では、単純に記事が新着順に並べて表示される設定です。
一方で、固定ページでは、ある程度自由に表示する内容やレイアウトを作ることができる設定です。
個人ブログであれば、記事が少ないうちは「最新の投稿」のままで良いと思います。
コーポレートサイトの場合や、ブログ記事が増えてきてカテゴリごとに記事を表示させたりしたい場合などは「固定ページ」でフロントページを作るのがオススメです。
WordPressテーマ「SWELL」を使用したトップページのカスタマイズ方法は「【SWELL】トップページをおしゃれなサイト型にカスタマイズする!」で解説しています。

SWELLだと割と簡単に良い雰囲気のサイトが作れます…!
検索エンジンでの表示
この設定ではGoogleなどの検索でサイトを表示させない様にできます。
例えば、現時点の様なWordPress開設直後で諸々の設定や調整をしており、まだ公開できないという場合は、チェックを入れておきましょう。
通常時はチェックを外しておかないと、検索からの訪問が無くなるので、忘れずに対応しましょう。
個人的には、開設直後は検索からの訪問はほぼ無いので、最初からチェックを外しておいても良いと思っています。
1ページに表示する最大投稿数
フロントページの表示が「最新の投稿」になっている場合に、新着順に記事を何件表示させるかを設定できます。
基本的に、特にこだわりが無ければデフォルトの10件でOKです。
RSS/Atomフィード関係
ここはとりあえず、件数10件のまま、表示は抜粋にしておくと良いと思います。
ものすごく簡単に説明すると、フィードとは記事の更新情報を取得するための機能です。
RSSリーダーと呼ばれるもので、RSSやAtomフィードから更新情報を取得して表示することができます。
サイトをチェックしてなくても更新情報が分かるという様なイメージです。
表示方法を「全文」にすると、サイトを訪問しなくても全ての文章が見れるということなので、サイトに訪問してもらいたい場合がほとんどだと思うので、表示は「抜粋」が良いかなと思います。
ディスカッション設定
主に訪問者からのコメント設定をここで行うことができます。
以下の手順でディスカッション設定の画面を開きましょう。

ディスカッション設定で設定できる項目は以下です。
- 投稿のデフォルト設定
- 他のコメント設定
- 自分宛のメール通知
- コメント表示条件
- コメントモデレーション
- アバター

僕の個人的な考えとしては、サイトにコメントは不要だと思っています。
コメントを無効にしておけば、スパムや迷惑コメントを防ぐことができますし、個人ブログの場合は、ブログ内での交流よりもSNSなどを通して交流する機会が多いと考えているためです。
そのため、ディスカッション設定については項目を絞って説明します。
投稿のデフォルト設定
ここでは3つの項目を設定できます。
- この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる
- 新しい記事に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
- 新しい投稿へのコメントを許可する
ここではコメントを投稿できない設定にしておきたいので、上記の③がポイントになります。
この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる
ここにチェックを入れると、各ページ内でリンクを貼った際に、そのリンク先に対して通知が届くようになります。
ただし、自分のサイト内のリンク(内部リンク)を貼った際に、自分宛に通知が届くようになります。
内部リンクは今後のサイト運営で多用することになると思うので、通知が不要の場合はチェックを外しておきましょう。
新しい記事に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
これは先ほどと逆の設定で、他サイトで自分のサイトのリンクを貼ってもらった場合に、自分宛に通知が届きます。
ただし、相手側がリンクを通知する設定にしている必要があります。
お好みで設定しましょう。
新しい投稿へのコメントを許可する
チェックを外すことで、訪問者がサイト内のコンテンツへのコメント投稿ができない設定にすることができます。
前述のとおり、僕はいつもチェックを外していますが、お好みで設定してください。
特定のページのみコメント投稿の有無を選択したい場合は、各投稿画面から個別に設定することもできます。
その他の設定
ディスカッション設定の中のその他の設定はコメント投稿を許可する場合の細かい設定です。
僕はコメント不要派のため、詳細説明は省略します。
設定画面内の説明文を読むとある程度理解できると思うので、必要に応じて設定してみてください。
メディア設定
メディア設定では投稿画像のサイズを設定することができます。
以下の手順でメディア設定の画面を開きましょう。

WordPressでは自分でアップロードした画像の他に、3種類のサイズの画像が自動で生成されます。
実際の各ページで画像を貼り付ける際に、上記のサイズを選択することができます。
サイズの設定については特に決まりがないので、よく分からない場合はデフォルトの設定でOKと思います。
画面下部にある、「ファイルアップロード」の欄についても、特にこだわりがなければデフォルトのままチェックを入れておいてOKです。
チェックを入れておくと、WordPressのメディアを保存するフォルダの中に、年月毎に分かれてメディアが管理されることになります。
記事を書く前にパーマリンクだけは確実に設定しておきましょう!
今回はWordPressでサイトを作成して、記事を書く前に実施したい初期設定について紹介しました。
項目は多いのですが、まずはパーマリンクだけは優先して設定しておきましょう。
あとは運営しながらキャッチコピーを設定、変更したり、落ち着いてきたところでフロントページに固定ページを設定するなど、サイトをカスタマイズしていくと良いと思います。

色々と整えていく過程で、自分のサイトに愛着も湧いてきますよ…!
なかなか記事を書き始めるまでの準備が大変ですが、楽しくサイト運営をしていきましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!