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WordPressのフルサイト編集に対応した国内のブロックテーマ4選|theme.json対応のクラシックテーマも紹介

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この記事では、WordPress 5.9から導入された、WordPressのフルサイト編集に対応したブロックテーマの中から、日本国内の素敵なテーマを紹介していきます。

WordPress 6.2からはサイトエディター機能の”β版”表記も消えたので、これからますますブロックテーマやフルサイト編集も盛り上がっていくのかなと楽しみにしているところです。

さとしん

僕も少しずつブロックテーマを触り始めていますが、なかなか楽しいぞ…!と感じています。

ブロックテーマが気になっている方は、この記事で紹介してるブロックテーマをぜひ使って見てください。

国内で新しいブロックテーマがリリースされたら都度追記していきます。


目次

ブロックテーマ・フルサイト編集について

ブロックテーマとは、WordPress 5.9から追加された新しいWordPressテーマの形態です。ヘッダーやフッター、サイドバーなど、サイト内のすべてのコンテンツをブロックエディターベースで編集する「フルサイト編集機能」に対応したWordPressテーマのことを指します。

一方で、SWELLやSnow Monkeyといった従来のWordPressテーマはクラシックテーマと呼ばれるようになりました。

ブロックテーマでは、クラシックテーマに存在するウィジェットやカスタマイザーが無く、サイトエディターから全てのパーツをブロックで編集するようになっています。

さとしん

クラシックテーマに慣れていると最初は戸惑いますね…!笑

現状、これらを含めWordPressテーマの形式として大きく4種類に分けて表現されることがあります。

※4つの分類を、WP TAVERN様のBlock, FSE, Hybrid, Universal? What Do We Call These New WordPress Themes?の記事を参考に以下表にまとめました。翻訳がおかしかったらすみません。。。

スクロールできます
クラシック
テーマ
ブロックテーマ登場前まで使われていたテーマ。
PHPベースのテンプレートから作られている。しかし、ブロックテーマとして認定されるために必要なブロックHTMLテンプレートはない。
ブロック
テーマ
ブロックのみで構成されたHTMLテンプレートから作られている。
サイトエディター、テンプレートエディター、グローバルスタイルインタフェースなどが使える。
ハイブリッド
テーマ
クラシックテーマでありながら、テンプレートエディターやtheme.jsonなど、1つ以上のブロックテーマの機能を持ったテーマ。
ユニバーサル
テーマ
ブロックテーマでありながら、カスタマイザーなどクラシックテーマの機能も持ったテーマ。

この記事では、国内のサイトエディターが使えるブロックテーマと、theme.jsonが導入されているハイブリッドテーマを紹介します。

サイトエディター(フルサイト編集)対応の国産ブロックテーマ4選

日本国内で開発され、配布されているブロックテーマを4つ紹介します。

unitone

WordPressテーマunitone

unitoneは、株式会社モンキーレンチのキタジマタカシさんが開発されているWeb制作者向けのブロックテーマです。

unitoneの基本情報は以下のとおりです。

項目説明
テーマ名unitone
開発者株式会社モンキーレンチ
ライセンス100%GPL
金額無料 ※有料サブスクの拡張サービス有り
公式サイトhttps://unitone.2inc.org/
公式ディレクトリ
unitoneの基本情報

WordPressテーマunitoneは無料することもできるテーマですが、有料のサブスクリプションプランも用意されています。

サブスクリプションプランを契約すると以下のサービスが利用できます。

  • 管理画面からテーマをアップデートできる
  • ブロックパターンライブラリを使える
  • サポートフォーラムに投稿できる
  • unitoneアドオンがダウンロードできる

unitoneの開発者キタジマさんは、Web制作向けWordPressテーマとして超有名なSnow Monkeyも開発されています。

unitoneの特徴について、公式サイトを引用して紹介します。

unitone はフルサイト編集に対応した web 制作者向けの WordPress テーマ(ブロックテーマ)です。Every Layout にインスパイアされて開発しており、レイアウトプリミティブなブロック、ルールに基づいたタイポグラフィ、ブレイクポイントではなくコンテンツに基づいたレスポンシブデザイン(Intrinsic Web Design)などの特徴があります。

引用:https://unitone.2inc.org/

unitoneには、WordPressコアのブロックの他にオリジナルのカスタムブロックが複数用意されています。

unitoneのブロック
画像に映りきっていない他のブロックもあります!

unitoneはひとつひとつブロックの役割がシンプルな構造になっていて、複数のブロックを組み合わせていくことでレイアウトを作っていくため、使い方に慣れると自由度がとても高く感じられるはずです。

ブロックの使い方に慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、あらかじめブロックがレイアウトされているブロックパターンを開発者さんが多数用意してくれています。

unitoneで配布されているパターンは、無料でエディターから直接挿入できるパターンと、unitoneライセンス契約者のみが公式サイトからコピペして利用できるものの2種類あります。

また、テンプレートパーツも細かく多数用意されているので、サイト全体のデザインやレイアウト制作を強力にサポートしてくれるはずです。unitoneに用意されているテンプレートパーツは以下のようになっています。(記事執筆時点:2023/7/13)

WordPressテーマunitoneのテンプレートパーツ
画像に映りきっていない他のテンプレートパーツもあります!

デザインやレイアウトに関係するブロックは豊富ですが、記事を執筆する際に便利な段落ブロックのスタイルや文字装飾機能がunitoneには無いため、もし必要な場合はSnow Monkey Editorプラグインを組み合わせて使うのが個人的にはおすすめかなと感じています。

それから、サイトエディターの機能のひとつ、スタイルバリエーションも複数用意されているため、一瞬でサイトの雰囲気を変えることができる点も楽しいですし便利です。

unitoneのスタイルバリエーション

X-T9

WordPressテーマX-T9

X-T9は、株式会社ベクトルさんが開発されているブロックテーマで、WordPress公式ディレクトリに登録されています。

X-T9の基本情報は以下のとおりです。

項目説明
テーマ名X-T9
開発者株式会社ベクトル
ライセンス100%GPL
金額無料 ※有料サブスクの拡張サービス有り
公式サイトhttps://x-t9.vektor-inc.co.jp/
公式ディレクトリhttps://ja.wordpress.org/themes/x-t9/
Lightningの基本情報

X-T9開発元のベクトルさんは、有名なWordPressテーマLightningをはじめ、WordPress関連製品を多数販売されていて、WordPressのイベントなどにも積極的に参加・登壇されている信頼感が抜群の企業です。

WordPressテーマX-T9は無料で利用できるテーマですが、ベクトルさんの製品やサービスが自由に使える有料ライセンス「Vector Passport」が用意されています。

Vector Passportを契約するとX-T9の利用において以下のようなメリットや特典があります。

  • ブロックパターン「VK Pattern Library」が使い放題
  • サイト制作で大活躍する機能拡張プラグインが使える
  • 管理画面から有料のプラグイン・テーマをアップデートできる
  • サポートフォーラムに投稿できる
  • ベクトルさんのオンライン学習サービス「ベクトレ」で進捗管理ができる
  • 新製品のβ版を先行でダウンロードできる

Vector Passportは、ベクトル製品を利用するなら個人的に強くおすすめできるサービスなので、ぜひ検討してみてください。

X-T9に4種類のスタイルバリエーションが用意されています。(記事執筆時点:2023/7/13)

X-T9のスタイルバリエーション

X-T9はテーマ本体には独自のブロックやコアブロックの拡張機能などはありません。無料プラグインのVK BlocksやVector Passportライセンス保有者が利用できるVK Blocks Proを組み合わせることでかなり豊富なブロック機能が使えるようになります。

また、デモサイトデータをインポートすることで素早くサイトを整える「クイックスタート」サービスが用意されている点がとてもありがたいです。

X-T9のクイックスタートサービス
さとしん

ブロックテーマの使用経験が少ない方には特に重宝するサービスかなと思います…!

Cormorant

WordPressテーマCormorant

Cormorantは、オレインデザインさんが開発されているブロックテーマで、WordPress公式ディレクトリに登録されています。

Cormorantの基本情報は以下のとおりです。

項目説明
テーマ名Cormorant
開発者オレインデザイン
ライセンス100%GPL
金額無料
公式サイト
公式ディレクトリhttps://ja.wordpress.org/themes/cormorant/
Cormorantの基本情報

Cormorant独自のカスタムブロックはありませんが、コアブロックに対してブロックスタイルが多数用意されています。

Cormorantの見出しブロックのブロックスタイル
見出しブロックのスタイル
Cormorantのボタンブロックのブロックスタイル
ボタンブロックのスタイル

また、他テーマ同様に多数のブロックパターンやスタイルバリエーションが用意されています。

Cormorantのブロックパターン
Cormorantのブロックパターン
Cormorantのスタイルバリエーション
スタイルバリエーション

それから、カラーパレットがかなり充実しています。特にグラデーションのパターンがとても多い点が個人的には良いなと感じました。※グラデーションのパターンは選択しているスタイルに連動して切り替わるようになっています。

Cormorantのグラデーションカラー

Hakoniwa

WordPressテーマHakoniwa

Hakoniwaは、株式会社 AnimaGateさんが開発されているブロックテーマで、WordPress公式ディレクトリに登録されています。

Hakoniwaの基本情報は以下のとおりです。

項目説明
テーマ名Hakoniwa
開発者株式会社 AnimaGate
ライセンス100%GPL
金額無料
公式サイトhttps://hakoniwa.animagate.com/
公式ディレクトリhttps://ja.wordpress.org/themes/hakoniwa/
Hakoniwaの基本情報

Hakoniwaのテーマ本体にはカスタムブロックは用意されていません。ただ、コアブロックのスタイルが追加されています。

特に、個人的には段落ブロック、グループブロック、見出しブロック、リストブロック、画像ブロックなど記事を執筆する際に頻繁に利用するブロックに多数のスタイルが追加されている点がものすごくありがたいです。

スクロールできます
Hakoniwaの見出しブロックのブロックスタイル
見出しブロック
Hakoniwaの段落ブロックのブロックスタイル
段落ブロック
Hakoniwaのリストブロックのブロックスタイル
リストブロック
Hakoniwaのグループブロックのブロックスタイル
グループブロック
Hakoniwaの画像ブロックのブロックスタイル
画像ブロック

また、Hakoniwaには専用の機能拡張プラグインが2種類用意されています。

  • Hakoniwa Tools
  • Hakoniwa Blocks

Hakoniwa Toolsでは、SEO関連の設定やアクセス解析などサイト運営に便利な機能が追加されます。

Hakoniwa Toolsプラグイン
引用:Hakoniwa公式サイト

Hakoniwa Blocksでは、サイト運営で活躍する高機能なカスタムブロックが使えるようになります。

Hakoniwa Blocksプラグイン
引用:Hakoniwa公式サイト

公式:Hakoniwa プラグインのインストール方法

もちろん、Hakoniwaにも他テーマ同様にブロックパターンが複数用意されています。スタイルバリエーションは2種類用意されています。(記事執筆時点:2023/7/13)

Hakoniwaのブロックパターン
Hakoniwaのブロックパターン
Hakoniwaのスタイルバリエーション
スタイルバリエーション

Hakoniwaは、拡張プラグインを活用することで、サイト制作だけでなくブログ運営にも活用できるようなブロックテーマになっているのではないかと感じています。

さとしん

記事執筆時点(2023/7/13)でリリース間もないテーマなのですが、とても気になっているブロックテーマです…!

theme.jsonが導入されているクラシックテーマ(ハイブリッドテーマ)

クラシックテーマながら、theme.jsonを導入することでよりブロックに関連する設定が柔軟にできるようになっているハイブリッドテーマを2つ紹介します。

Lightning

WordPressテーマLightning

LightningはブロックテーマX-T9と同じ、株式会社ベクトルさんが開発されています。

Lightningの基本情報は以下のとおりです。

項目説明
テーマ名Lightning
開発者株式会社ベクトル
金額無料 ※有料サブスクの拡張プラグイン有り
公式サイトhttps://lightning.vektor-inc.co.jp/
公式ディレクトリhttps://ja.wordpress.org/themes/lightning/
Lightningの基本情報

Lightning自体は無料のWordPressテーマですが、X-T9同様に、同社のVector Passportライセンスに含まれるプラグインなどを自由に組み合わせながらあなた好みのサイトを作ることができるはずです。

引用:Vector Passport公式ページ

Lightningでtheme.jsonを有効化する方法や、後方互換性の課題などについては公式サイトにて解説されているので、目を通してみてください。

Nishiki Pro

WordPressテーマNishiki Pro

Nishiki ProはブロックテーマHakoniwaと同じ、株式会社AnimaGateさんが開発されています。

Nishiki Proの基本情報は以下のとおりです。

項目説明
テーマ名Nishiki Pro
開発者株式会社 AnimaGate
ライセンス100%GPL
金額17,800円 ※買い切り型
公式サイトhttps://support.animagate.com/product/wp-nishiki-pro/
公式ディレクトリ
Nishiki Proの基本情報

Nishiki Proは有料のWordPressテーマですがライセンスは100%GPLが採用されています。

1サイトごとにライセンスを購入する必要があります。初回購入は17,800円ですが、2ライセンス目以降は30%オフの12,460円で購入できる体系になっています。

Nishiki Proはレーダーチャートやブロークングリッドレイアウトブロックなど、他テーマにないユニークで高機能なブロックが個人的にお気に入りのWordPressテーマです。

Nishiki Pro Blocksのレーダーチャートブロック

Nishiki Proでtheme.jsonを有効化する方法や、後方互換性の課題などについては公式サイトにて解説されているので、目を通してみてください。

国内のWordPressのブロックテーマとハイブリッドテーマまとめ

国内の開発者さんが手掛けるブロックテーマと、theme.jsonに対応したハイブリッドテーマを紹介しました。

特にブロックテーマにおいては、今後のWordPressの開発の中心になるはずですので、ぜひ最新の情報をキャッチしながら、使って見てください。

クラシックテーマとは大きく異なるので最初は戸惑うかもしれませんが、個人的にはレイアウトの自由度も高くとても楽しいなと感じています。

さとしん

まだまだ使いこなせていないので、これからいろいろ試していく予定です…!

ブログ運営にも使いやすそうなブロックテーマが今後登場してくると個人的には嬉しいので、今後に期待したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


国内のWordPressブロックテーマ|theme.jsonが導入されたクラシックテーマも紹介

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